厚別(あしりべつ)神社です。清田区にあるのになぜ「厚別」。。。。。札幌にある「厚別」という地名は2つの呼び方で呼ばれてます。「あつべつ」「あしりべつ」。古くからの言われ方は、「あしりべつ」です。清田区は元々「あしりべつ」と呼ばれてました。滝野から流れる「厚別川」が由来と言われてます。
では「あつべつ」はどうでしょう。
国鉄時代、現在の厚別方面の物流が多くできた駅が「厚別駅」。そのままの言い方で言われたのが「あつべつ」です。ですので、清田区では「あしりべつ」、厚別区では「あつべつ」が主流となってます。どちらも、現在の厚別川(アイヌ語であたらしいかわという意味)にちなんでつけられてます。(画像はマウスクリックで大きくなります。)
例祭日
9月12日
旧社格
無格社
社殿様式
神明造
御祭神
天照大神(あまてらすおおかみ)
大山祇神(おおやまつみのかみ)
倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
太陽の神とお山の大将的神、そして穀物の神。天界から太陽で山を照らし、五穀繁盛を願うといったところですね。
由緒
この地に最初に入地した長岡重治が明治7年開墾地の片隈に小祠を作り朝夕拝礼していた。開拓が進むにつれ自分だけでなく他の同僚にも詣でてもらいたいと浪岡誠一郎等に相はかり、厚別川東側(現在の旧国道)に合掌作りの社を明治18年9月に建立し、前記3柱の神霊を奉斎し五穀の豊饒と地域住民の安全を祈願したことに由来し爾来鎮守の氏神として尊崇せられるにいたった。
大正6年4月、現在地に本殿遷座。昭和5年9月には公認神社に認定される。昭和21年8月、宗教法人設立。昭和45年9月5日には新社殿を御造営し落成する。
鳥居
最初の鳥居をくぐると、左手に登る階段の上にありますが、夏場は草木で覆われます。
一の鳥居
二の鳥居
49段の階段を上ると二の鳥居があります。
手水舎
冬は凍結防止で覆われてます。コロナ対策というう張り紙もありました。そして鈴も外されてました。
社務所
忠魂碑
大正7年に戦争の犠牲者を祀って建立されました。
裏参道
旧国道より少し上がると、右側に大きな駐車場があります。階段を登らずともお参りができますが、雰囲気的には、正面からゆっくりと階段を上るのが感慨深いものがあります。
御朱印
そう言えば、狛犬さんたちがおりませんでした。狛犬は神社が設置するものではなく、氏子さんが寄進するものだそうです。
地図